紙の心

この本というか、岩波書店のスタンプブックスシリーズという書籍類の存在を知ったのは多分「図書」の購読をしていたからだろう。「コピーボーイ」とかそう言う海外文学のウチのティーン向けの小説というのを翻訳・刊行しているのって、東京の出版社にそうそう無い様に思う。岩波オンリーに思える。「紙の心」は紹介文で「青春書簡体小説」という、私は人生で全く初めて読むタイプの小説で、じんわりと、少年と少女というか高校生程度の年齢の男女のお互い偽名での本に挟んだ手紙のやりとりのみでストーリーが進む、と言う小説。全く初めての小説のスタイルなので、私は買って良かったと思う。去年から、才能を殺されかかる物流センターに居た余韻で、秋は読書は出来なかった様に思う。それどころか、去年の3月からが異常なんであって、緊急事態宣言後は全くおかしな世界になった。今年もまた緊急事態宣言下だけれど、そんななか「小説、読みかけだった」と思い、この本を鞄に入れて通勤時間に読んでみた。数ページ読んで、家に帰ってこの記事を書くときは「やっぱり、もっと落ち着いて丁寧に読みたい」と思った。読み進めると、二人の居る「研究所」と二人はどういう境遇なのか、だんだん解るはずだし、でも、全く物語がどう進むか予想出来ない本なのだから、私には貴重だ。最後まで読み切らないといけない小説である。この変わった小説で連想したのが変わった小説で、小学校3年の時に読んだ「船乗りクプクプの冒険」北杜夫とか、もう一回、読み直してもいいけど、改版で文庫が書店に並ぶでは無い時代だから、アマゾンの中古本でかうかな。「楡家の人々」とかは読んでみたいかな。感想はまた後日に。2021/01/26

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